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Publication

2022
 たむけ
 星霜

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Booklet ​たむけ

———

鹿を殺した日。私の中でもなにかが死んだ。
生きるために死んだものたちへ捧ぐ、たむけとなりますように。

———

写真を見て塞ぎ込んで
文書を読んで救われた。
鈍色の緑があることを
たむけは教えてくれた。
(かそけ舎・朝倉 圭一)



著者:表 萌々花
発行:かそけ舎
印刷:株式会社 エターナルラボ
製本:松浦 葉月

仕様:W257mm × H174mm
総頁:21頁
装丁:和装本 四つ目綴じ
部数:50部

たむけ
​星霜
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Photo books ​星霜

岐阜での暮しを表のフィールドワークを通して見た時、私たちは元来自然と密接に在った存在だったのだと、思い出す。 芽吹く春の木の姿とそよぐおじいさんの髪に同じ温かさを見て、幹に張る蜘蛛の巣と赤子の表情に同じ凛々しさを感じる。生と好奇心に溢れた子どもの瞳の側には、死んだ猪の深い瞼がある。 普段目の前の現実ばかりに対処していると忘れてしまう死や自然の厳しさがぐっと心に迫る時、本当の意味で地に足をつけて生きている心地がする。 表の嗅覚によって切り取られた写真は、忘れられてしまった体の中の小さな自然を呼び起こして、それを私たちの暮しの中に戻してくれるかもしれない。そんな気がしている。
(編集・松浦葉月)


著者:表 萌々花
編集:松浦 葉月
組版:綱川 椎菜
寄稿:鞍田 崇
   朝倉 圭一
協力:安土 草多
発行:かそけ舎
印刷:株式会社 アイワード
製本:有限会社 篠原紙工

仕様:W210mm × H212mm
総頁:72頁
装丁:コデックス装/表紙 活版印刷
部数:300部

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